剣道は昔も今もこれからも
剣道(けんどう、劍道)とは日本古来の武術である剣術の竹刀稽古である撃剣を競技化した
武道で、剣の理法の修練による人間形成を目的とする道または修行である。
呼称は、柔術に対する講道館の柔道を参考に、明治32年に武術再興のため設立した
大日本武徳会が江戸時代以来の剣術や撃剣を学校の体育教育に採用できるよう稽古法を
改め、大和心(大和魂)など精神修行とする(高野佐三郎の歌にも「剣道は神の教えの
道なれば やまと心をみがくこの技」とある)ため、
名称を大正8年(1919年)ごろ剣道としたという記録に残っており、
明治末から大正初期ごろに成立したものらしい
(なお剣道という用語は、例えば寛文7年(1667年)安倍立伝書に剣術は日用の術なので
剣道という号にするという表現がみえるなど、
江戸時代にも流派によっては使われたこともある)。